リアルが魅力「砂時計」

韓流ドラマ「砂時計」の演出は豪華かつ壮大でした。
脚本を書いたソン・ジナは、当時30歳代の女性だったそうです。
こういう話を女性脚本家が書くというのは、ちょっと意外な気がしました。

製作費用をかなりかかかっている様子で、映像には実際の光州事件などの映像もあり、臨場感・戦いのむごさ・不条理さがかなりダイレクトに伝わってきます。
アクションもすごく、カーチェイスにはトラックも登場していました。

カジノのシーンは「オールイン〜運命の愛〜」(イ・ビョンホン主演)にもありましたが、かなりリアルに描かれています。
軍隊や三清教育隊での厳しい訓練のシーンなどは、生々しさを感じました。

ドラマの挿入歌は「鶴」というソ連の歌曲で、戦死した兵士の魂は鶴となって空を舞っているよという歌詞があり、歴史の波に翻弄されて滅んでいった若者達への鎮魂の意味を含んでいるように思いました。
哀調あふれた美しいメロディーは、ドラマの雰囲気にピッタリです。

韓流ドラマ「砂時計」は、歴史・戦争・恋愛・アクションドラマの要素を持つ、一大叙事詩となっている壮大なドラマだと思います。

砂時計・時代背景

ドラマ「砂時計」は他の多くの韓国ドラマと色合いがかなり違って、当時の社会状況が色濃く描かれています。
「砂時計」は、時の軍隊・政治家・政権・やくざ・学生運動・検察・カジノのドンなどを正面から描いています。

ドラマで描かれる「光州事件」とは、軍隊が市民に発砲し多くの被害者が出た事件ですが、この事件について長い間韓国では秘密とされていたようです。
「砂時計」はこの事件を取り上げた初めてのドラマで、主人公の男性二人が対立する立場になり戦い合うという設定なので、人々は関心を持ち惹きつけられたのでは?
「政治的に不都合な事実は隠したい」、この事はどの国でも同じだと思います。
このドラマは、単に韓国のある時代の話というだけでなく、権力を持つ人が持たない人をいかにして追い込んでいくかという物語として、誰もが観ておきたい普遍的な作品ではないでしょうか?

ドラマの中には、学生運動の描写もあります。
日本でも学生運動が盛んな時には、連合赤軍の浅間山荘事件のなども起こりました。
戦争や学生運動などの暗い話題には、目を背けたいところがあるかも知れませんが、
人の弱さや醜さを見据えてこそ、希望や強さを見いだせるのかも知れませんね。

「砂時計」は奥の深いドラマです。

砂時計・キャスト2

前回に引き続き、キャストのみなさんのご紹介です。

カン・ウソク役は、パク・サンウォ。
1959年4月5日生まれ。
1986年MBC公開採用18期タレントとしてデビュー。
ブラウン管のイメージと実際の姿が一致する俳優は、実際それほど多くのですが、パク・サンウォンは、ブラウン管内外の姿がほとんど似かよっていると言える代表的なスターです。
暖かくソフト・まっすぐ・誠実・慎重で、さっぱりした雰囲気の「正しい生活の男」がピッタリなパク・サンウォン。
ファンが飛びかかっても、彼は例の柔らかな微笑で応え、握手、サインの要請にも一つ一つ応じる細やかさを見せる。
今や50代を前にしているが、信じられないくらいの若さを維持しています。
パク・サンウォン、最近彼は大作2つをかかえています。
アジアの関心を一身に浴びている大作ドラマ『太王四神記』と、フランス最高権威のミュージカルと呼ばれている『壁抜け男』の2作。
『太王四神記』が済州道でオールロケをする大作であることからミュージカルとの平行において彼は悩んだが、2作品ともどうしても逃したくなかったと語っています。

ペク・ジェヒ(イ・ジョンジェ)
1973年3月15日生まれ。
1994年「若い男」でデビュー、4つの映画賞から新人賞を同時に手にして一躍スターダムに上がったイ・ジョンジェ。
純粋さと反抗児の気質が調和したマスク。
絶妙なハーモニーが、顔によく表現されているイ・ジョンジェは、今や俳優としての姿が完全に板についたようです。
これまでのドラマで見せていた反抗児的な姿は、当時多くの女性ファンを泣かせたが、彼を本物の俳優として認めさせることはできなかったようです。
キャラクター転向のために、コメディー演技にもためらわずに臨んで自分を壊してみた。映画『タイフーン』では、カリスマにおいては絶対至尊を誇るチャン・ドンゴンと共演。
チャン・ドンゴンとは相反した魅力を持った、端正で節制された姿のイ・ジョンジェは、噴出するチャン・ドンゴンとしっかりと均衡を保ち、映画を安定させていると世間から評価されています。
いかなる俳優と張り合っても、自分を失くさない俳優がイ・ジョンジェです。


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