朱蒙(チュモン)・神話

今回は、韓流ドラマ朱蒙(チュモン)の元となった、神話「東明王物語」をご紹介します。
昔話の「桃太郎」のようなファンタジー性も含んだお話です。

東明王物語

東扶餘(プヨ)の金蛙(クムワ)王は臣下たちと共に狩りをして帰る途中、ある娘に会いました。
娘は川岸にひとり座り、悲しそうに泣いていました。
「そなたはなぜ、かくも悲しげに泣いておるのか?"」
「はい。私は河伯(ハベク)の娘、柳花(ユファ)と申します。
父の許しもなく天の国の息子・解慕漱(ヘモス)と結ばれましたが、夫は天の国に戻ったまま帰って参りませぬ。
家に帰るにも、父が許して下さらずこうして泣いているのでございます」
「ほほう。それは困った事情じゃな。そなたは私について参れ」
金蛙王は美しい柳花を王宮に連れてゆき、妻に迎えました。
柳花は しばらくすると大きな卵を産みました。

「柳花夫人が大きな卵をお産みになりました」
「何を申す?人が卵を産むとな!これは不吉な事の起こる兆しなれば、卵を 即刻始末せい」金蛙王は驚き、卵を馬の通路に捨てるよう言いつけました。
そうすれば馬が卵を踏み潰してくれると思ったのです。
ところが不思議なことに、馬は卵に触れようとしなかったのです。
臣下たちはその卵を今度は山に持ってゆき捨てました。
すると、山の中の鳥たちが集まって来て、羽で卵を覆ってやったのです。
「まこと不思議なことよ」その卵は普通の卵ではなきゆえ、持ち帰り部屋の中で大事にせい」生き物たちが卵を守ろうとするという話を聞いて、金蛙王は卵を持ち帰らせました。
しばらくして卵から男の子が生まれました。
金蛙王は、赤ん坊の名前を朱蒙(チュモン)と名づけました。

朱蒙(チュモン)はすくすくと育ちました。
三歳になるや、小さな弓を作って弓のお稽古をしました。
朱蒙(チュモン)は夏の日にうるさく飛び回る蠅を弓で射り落としました。
「たいそうなことぞ。朱蒙(チュモン)王子の弓の腕前は鬼神並みよ!」臣下たちは皆、驚き感心しました。

朱蒙(チュモン)は凛々しい若者に成長しました。
金蛙王が狩りに行くと、朱蒙(チュモン)も兄の七人の王子たちと共について行きました。
「今日は獲物を一番捕った王子に賞を授けよう」
ある日、金蛙王は王子たちの狩りの手並みを見ようと、このように話しました。
王子らは皆、王様の賞を受けようと獣を探して山をさまよいました。
「すべての獲物を前に並べよ」狩りが終わった後、金蛙王は王子らの前に置かれた山獣を見て回りました。
他の王子の前には一、二匹の獣が置かれたが、朱蒙(チュモン)の前には五匹の獣が置かれていました。
「お前は五匹捕まえたのだな!はり弓の手並みは朱蒙王子が一番じゃ!」
金蛙王は朱蒙(チュモン)を讃えて、大きな賞を授けました。
弓の腕だけでなく、乗馬・刀・槍を使う武芸で、朱蒙(チュモン)に及ぶ王子はいなかったのです。
かくして朱蒙(チュモン)に従う群臣が多くなりました。
七人の兄は朱蒙(チュモン)を憎むようになりました。

「俺たち兄弟は、朱蒙(チュモン)に勝つことができない」「こんなことで末の弟の朱蒙(チュモン)が王の地位に就くようになれば大変な事だぞ」「あいつに従う家来が多くなる前に消してはどうか?」「朱蒙(チュモン)は俺たちの本当の兄弟ではない。
もっと勢力をつける前に消してしまおう」七人の王子は朱蒙を殺すことに決めました。

この知らせをこっそり伝え聞いた柳花夫人はいたく驚きました。
柳花夫人は朱蒙(チュモン)を呼びました。
「この夜が明ける前に早くここを離れなされ。兄たちがそなたを殺そうとしている。早く!」朱蒙(チュモン)は母の柳花夫人に別れの言葉を述べて旅立ちました。
朱蒙(チュモン)に従う三人の家来と一緒に真暗な夜道に馬を走らせました。

朱蒙(チュモン)が逃げたことを知った七人の王子は 兵士を集めて追いかけました。
夜が白々と明ける頃、朱蒙(チュモン)は大きな川岸に至りました。
しかし、川岸には船がありませんでした。遠く後ろには七人の王子らが馬を駆けてくるのが見えました。

「ああ、私はここで死ぬことはできない。天よ、私を ここで捨てるのですか?
助けてください」朱蒙(チュモン)は空を仰ぎ見て祈りました。
するとこれはどうしたことでしょう!朱蒙(チュモン)の前に大きな橋が出現しました。
川の中に住む、スッポンや大きな魚らが集まってきて背中を合わせて橋を架けたのです。「天が私を助けてくれ給うのだな。渡ろう!」朱蒙(チュモン)は川を渡りました。

「船がないから袋のねずみだ。捕まえろ!」七人の王子は大きな川を見て喜びました。
しかし川岸に着くと、朱蒙の一行はすでに向こう岸にいました。
「いや、これはどうしたことか?」「船もないのにどう渡ったのだろうか?」
七人の王子は向こう岸にいる朱蒙(チュモン)を見て驚きました。
朱蒙(チュモン)が橋を渡るや、スッポンや魚たちは川の中へ散っていったので見えなかったのです。
七人の王子は憤まんやるかたなかったのですが、船がないので帰って行きました。

朱蒙(チュモン)は南へ南へと馬を駆けて行きました。
何日も走った朱蒙は、鴨緑江の河畔に落ち着きました。
日が経つにつれ朱蒙(チュモン)に従う人は多くなりました。
朱蒙(チュモン)は高句麗という国を建てました。
高句麗はだんだん大きくなり、扶餘の国まで治めるようになりました。
高句麗を建国した朱蒙(チュモン)を東明王と呼びます。

どこの国にもおとぎ話はあるんですね。
「桃太郎」と比べると、スケールがかなり違いますが・・・

インタビューその2

今回も朱蒙(チュモン)DVDBOX発売記念来日のインタビューをご紹介します。

朱蒙(チュモン)の主役のオファーが来た時はどんな感想をもったかについて、ソン・イルグクは、「朱蒙(チュモン)」の前に撮った作品も「海神(ヘシン)」という時代劇だったので、時代劇イメージが固定されてしまうのではないかと心配したそうですが、しかし「海神(ヘシン)」に出演したことで時代劇の持っている魅力を充分に感じ取ることができ、また自分自身が演技をする上で足りないものがあると感じたので、「朱蒙(チュモン)」に出演しもっと演技を上達させたいという欲が生まれてきましたそうです。
ハン・ヘジンは、とても素晴らしい作家さんと監督、先輩たちがやると聞いたので、私がこの作品に参加できるのは光栄だという思いだけで、出演したそうです。シナリオを読んだ時、最後まで完成度が高いのを見て「あ〜コレだ」と俳優としてこんな役は今後、一生できないかも知れないと思い快く出演を決めたそうです。

朱蒙(チュモン)を演じるにあたっての苦労した点については、ソン・イルグクは、朱蒙(チュモン)は弓を使うのがとても上手いという意味のある名前なので、韓国の伝統的な弓の使い方を練習したそうです。朱蒙(チュモン)はヒーローですが、人間味ある姿を表現できればと思っていたそうです。
ハン・ヘジンは、時代劇に入る前に3ヶ月くらいアクション演技や乗馬の練習をしたそうです。ソソノは実在する人物なので、「朱蒙(チュモン)」の放送前にはあまり皆さんに知られていなかったこともあり、しっかり勉強しなくてはと考え歴史の本でたくさん勉強したそうです。

最後に、日本での朱蒙(チュモン)人気についてソン・イルグクは、話は聞いていましたが空港に着いた時からたくさんのファンの方が歓迎してくださり、こうしてたくさんのマスコミの方にも集まって頂き、日本でも本当に愛されているんだなあと感じたそうです。
ハン・ヘジンも、こんなにまで愛されるとは思っても見なかったのですが、実際に来てみて人気ぶりを実感しているみたいです。作品は80話まであるので、ぜひ最後までお楽しみ頂けたらと思いますと熱くかたっていました。

まだまだ日本でも放送は中盤なのですが、今後の朱蒙(チュモン)でのソン・イルグクとハン・ヘジンに期待したいと思います。

インタビューその1

韓国で最高視聴率52.6%を記録した国民的人気ドラマ「朱蒙(チュモン)」。

フジテレビで14:07から放送されている朱蒙(チュモン)ですが、
先日主演のお2人ソン・イルグクとハン・ヘジンが日本に来日しました。
ワイドショーでも、その様子が放送されました。
9月1日にDVD-BOX第一章(日本盤)が発売された為のPRの一環のようですが・・・

朱蒙(チュモン)役のソン・イルグクは、日本に来るのは2回目だそうですがお仕事での来日は初めてだったそうです。
ソノノ役のハン・ヘジンも、公式的に日本に来たのは初めてみたいですが、旅行では何回か来ているみたいです。日本に対する印象はとても「キレイな国で、また日本の方はとても親切で礼儀正しいという印象があります」とおっしゃっていました。
お2人とも日本人の熱狂的な歓迎に驚くと共に、とても喜んでいたみたいです。

インタビューによると日本の好きな食べ物について、ソン・イルグクは「個人的に日本食は何でも好きです。中でも「スシ」は大好きです。回転寿司には1週間に1回ぐらい食べに行きます。あと、ラーメン、お好み焼きも好きです。お好み焼きは平壌に行った時にも食べるくらい好き」とのことです。
ハン・ヘジンもお寿司が好きで韓国でもお寿司屋さんに行くそうです。韓国と日本のお寿司については「日本のお寿司は韓国のお寿司よりも口に入れるととける感じがします」と答えていました。

日本のドラマ、映画、俳優などエンターテイメントについては、ソン・イルグク:俳優は個人的に映画「鉄道員(ぽっぽや)」の高倉健さんがお好きだそうです。絵の方も勉強もなさっているようでジャパニメーションには興味津々のようです。中でも宮崎 駿さんはとても尊敬しているそで子供の頃からたくさん作品を見てきたそうです。
ハン・ヘジンは、広末涼子さんの出演した「秘密」という映画をとても印象深く観たそうです。他に「ラブレター」や「虹の女神」なども映画を観たそうです。

お2人とも日本の事をよくご存知みたいです


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